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統計のウソだったのね、日本人留学生の激減

このデータは各国のアメリカへの留学生の国別推移(IIE/Institute of International Education調査)を示したものだが、日本は90年代後半に4万5000名前後で推移していたものがその後、10年以上減少を続け、現在では2万8000名、ピーク比マイナス40%にまで落ち込んでいる。この間に、インド・中国・韓国は目覚ましく留学生を増やしているから、「国際的に日本はやっぱり負けている」と考えてしまいがちだろう。 なんと、このデータが識者の口から語られ出して、新聞やテレビ、それも報道討論番組のような高質な議論の場でも、使用されている。これでは世間一般に、「若者の内向き」は認知されて仕方ないだろう。  しかし、このデータ、全くのお門違いなのだ。
母数が減っているのだから減るのは当たり前ということらしい。 「若者には××がない」、というのは「大人」がいつも言うこと。それに合ったデータの読み方をしてしまうのだ。